マーベル・ライバルズは高fpsほど"GPU勝負" — 144fps・240fpsに必要なPCを元競技勢が正直に解説します

筆者: めたもる(元プロR6競技選手) / Marvel Rivals 構成ガイド / 最終更新 2026-07-10 / 判定前提: フルHD・競技設定(低画質寄り)
この記事の結論 競技設定(低画質寄り)・フルHD基準
60fps
エントリー構成〜
約18.8万円・実測63fpsで余裕
144fps
ミドル構成〜
約26.3万円・確実側の判定
240fps
エンスージアスト構成〜
約44.1万円・暫定判定
360fps
現状は非現実的
参考データなし・初回スタッターも踏まえ今は狙いません
根拠: ○外部ベンチ thehikaku.net実測・marvelrivals.com公式・TechSpot参考ベンチ(144/240/360fpsは暫定判定=自前実測の整備で見直し予定)

Marvel Rivals(マーベル・ライバルズ)は、高fps帯になるほどCPUよりGPUが効く、当サイトの中でも珍しいタイプのヒーローシューターです。元競技勢が実測データと外部ベンチの傾向を基に、正直な判定をお伝えします。結論から言えば、60fpsはエントリー構成〜、144fpsはミドル構成〜が当サイトの推奨です。ただしこの2つの判定はまだ確実側に寄せた「保守的な」数値であることも、あわせて正直にお伝えします。そして360fpsは、現状は狙わないことをおすすめします。参考にできるデータがまだ無いためです。

目次

1. 結論:目標fps別のおすすめ構成と価格

細かい話は後回しにして、まず答えからお見せします。競技設定(低画質寄り)・フルHD基準で、当サイトが判定している目標fps別の推奨構成です(価格は2026年7月時点の概算)。

目標fps推奨GPU合わせるCPU自作の概算判定
60fpsRTX 5060Ryzen 5 7500F約18.8万円実測63fps(最高画質)で余裕
144fpsRTX 5060 TiRyzen 5 7500F約26.3万円確実側(保守)の判定
240fpsRTX 5080Ryzen 7 9800X3D約44.1万円暫定判定・GPU次第

ポイントは、このゲームは高fps帯になるほどCPUよりGPUが効くという点です(詳しくは3章)。ただし144fps・240fpsの判定は、まだ確実側に寄せた数値であることも正直にお伝えします。根拠となる実測データがthehikaku.netの1本を中心に限られているためです(4章で詳しく説明します)。360fpsは参考にできるデータそのものが無く、現状は対象外としています。

推奨構成は外部ベンチマーク(thehikaku.net・TechSpot)を基にした当サイトの判定です。○外部ベンチ 実際のfpsは設定や場面によって変動します。
※表中の製品名リンクは、Amazon検索への素リンクです。当サイトは在職中の学習プロジェクトのため、アフィリエイトIDや広告は一切含みません。
→ Marvel RivalsのPC、いまの予算ですぐ逆算する

2. どのくらい重いのか

Marvel RivalsはUnreal Engine 5製の中〜重量級のヒーローシューターです。多数のヒーローが画面狭しと派手なスキルエフェクトを撃ち合うタイトルで、VALORANTやCS2のような軽量級の競技FPSと比べると、一段重い負荷がかかります。

公式(marvelrivals.com)のシステム要件によれば、最小構成はGTX 1060/RX 580/Arc A380・Core i5-6600K/Ryzen 5 1600X・16GB RAM、推奨構成はRTX 2060 Super/RX 5700 XT/Arc A750・Core i5-10400/Ryzen 5 5600X・16GB RAMです。数字だけを見ると軽そうにも見えますが、これは60fps前後を狙う最低ラインの目安で、高fpsを安定して出すにはもう一段上のGPUが必要になります。

外部ベンチマークのthehikaku.netでは、最高画質設定・フルHDでRTX 4060が63fpsという実測値が報告されています。競技勢が使う低画質寄りの設定であればこれより伸びますが、「中〜重量級」という位置づけの裏付けとして、当サイトではこの63fpsを基準の一つにしています。

3. このゲームは「CPUよりGPU」で決まる

当サイトで扱う競技FPSの多くは、高fps帯を狙うほどCPU(特にX3D系)の出来がものを言う傾向にあります。ところがMarvel Rivalsは、そこが逆転する珍しいタイプのタイトルです。

TechSpotのGPU横断比較(techspot.com/review/3017-ryzen-9800x3d-vs-7600x-cpu-scaling/)の傾向を見ると、RTX 5080クラスまでのGPUでは、CPUの世代やグレードによる差はごくわずかにとどまっています。つまり同じGPUを使う限り、CPUをハイエンドに変えても伸びしろは限定的で、fpsを底上げしたいならまずGPUのグレードを上げる方が効果的、という珍しいタイプのゲームです。当サイトの他の記事でよく出てくる「X3D系CPUが鍵」というセオリーが、このゲームでは当てはまりにくい点は覚えておいてください。

4. 144fps・240fpsの現実と、判定の正直さについて

結論表では144fpsを「ミドル構成〜」、240fpsを「エンスージアスト構成〜」としていますが、ここには正直にお伝えしたいことがあります。この2つの判定は、確実に届くとわかっている数値というより、確実側に寄せた保守的な数値です。

理由は根拠データの薄さにあります。競技設定でのGPU別実測は、当サイトが確認できた範囲ではthehikaku.netの1本が中心で、より詳細な一次ベンチマーク記事にはアクセスできませんでした。データの厚みという点では、当サイトの他の記事(BF6等)に比べるとまだ発展途上です。

実際、144fpsについては「エントリー構成でも届く」という報告も見られます。当サイトがそれでもミドル構成〜という確実側の表示にとどめているのは、まだ自前の実測が十分に揃っておらず、確実側に寄せているためです。今後、自前の実測データが整い次第、この判定は見直す予定です。

5. 360fpsを「現状は非現実的」とする理由

360Hzモニターの購入を検討している方に、正直にお伝えしたいことがあります。当サイトはMarvel Rivalsの360fpsを、現状は狙わないことをおすすめします。「不可能」と言い切れるわけではありませんが、根拠にできる参考データが今のところ見当たらないというのが正直なところです。

加えて、後述する起動直後のスタッター(一瞬のカクつき)のような挙動もあり、高フレームレートを無理に狙う設定を積極的に推奨しづらい事情もあります。参考になる実測が出てくれば、この判定は見直す予定です。「出ないもの・不安が残るものを出ると書かない」のが当サイトの一貫した方針です。

6. 最初の一瞬のカクつき

Marvel Rivalsには、新しいヒーローやエフェクトを初めて画面上で見るタイミングで、一瞬カクつきが出る既知の挙動があります。これはUnreal Engine 5製タイトルによく見られる、シェーダーのコンパイルに由来する挙動です。

つまりPCが遅いから起きているわけではなく、UE5製タイトルの仕様に近い挙動だと捉えておくと安心です。一度表示されたエフェクトは以降スムーズになりやすく、セッションを重ねるうちに気にならなくなることが多いとされています。5章で360fpsを現状非現実的とした理由の一つも、この挙動が高フレームレートの安定性に影を落とすことがあるためです。

7. 推奨設定と競技勢のポイント

競技勢の間では、グラフィック全体を低め寄りに設定し、120fps以上を目安に安定させるのが定番とされています。ヒーローシューターは味方・敵の視認性がそのままプレイに直結するため、画質を上げて見た目を良くするよりも、エフェクトの主張を抑えて索敵しやすくする方向性が好まれます。

具体的な設定項目や名称はアップデートで変わることがあるため、この記事では断定的な手順は挙げません。まずは全体の画質設定を「パフォーマンス寄り」に振り、6章で触れたような初回のカクつきが落ち着いたあとに、目標のfps(120fps以上)が安定して出る水準を探るのが実戦的です。

8. モニター選び

モニター必要なPCの目安向いている人
144Hzミドル(RTX 5060 Ti)これから競技設定で始める人
240Hzエンスージアスト(RTX 5080)高fps帯をしっかり詰めたい人
360Hz本作では現状まだ現実的でない(5章参照)

9. 自作 vs BTO — 2026年7月の価格比較

「自作とBTO、どちらが得か」を、結論表と同じ2つの構成(60fps用のエントリー・144fps用のミドル)で比較します。この2つは読者からの需要が集中しやすい帯でもあります。

60fps構成(約18.8万円) → 実測63fpsに余裕あり

構成CPU / GPU価格
自作Ryzen 5 7500F / RTX 5060約18.8万円
BTO: ドスパラ GALLERIARyzen 7 5700X / RTX 5060¥229,980

60fpsが目標であれば、CPU側の余裕はさほど問われません。ドスパラのGALLERIAは自作案よりも数万円安く、組み立ての手間や保証を優先するなら有力な選択肢です。

144fps構成(ミドル・約26.3万円) → 確実側の判定

構成CPU / GPU価格
自作Ryzen 5 7500F / RTX 5060 Ti約26.3万円
BTO: ドスパラ GALLERIARyzen 7 7700 / RTX 5060 Ti¥281,980

ドスパラのGALLERIAはCPUが7700と自作案より一段上ですが、4章で触れたとおりこのゲームはGPUが効くタイプなので、CPUの差はそこまで神経質にならなくても大丈夫です。

240fps用の構成(エンスージアスト・約44.1万円)にも、同型のBTOがあります。ドスパラのGALLERIA XDR7A-R58-GD(Ryzen 7 9800X3D/RTX 5080・¥564,980)で、自作案とほぼ同等の内容です。ただしこの帯は144fpsと同じく暫定判定であるため、優劣を強調せず簡単な紹介にとどめます。

価格は2026年7月時点の参考値です(BTOは直販価格・変動あり)。リンク先で最新価格をご確認ください。BTOリンクはアフィリエイトIDを含まない素リンクです。

まとめ

あなたの予算と目標fpsから、具体的にどの構成が必要かは、FrameSpecのツールで逆算できます。

→ Marvel RivalsのPCを予算から逆算してみる
出典:thehikaku.netのMarvel Rivalsベンチマーク記事(thehikaku.net/pc/game/25Marvel-Rivals.html)、Marvel Rivals公式(marvelrivals.com)のシステム要件、TechSpotのCPUスケーリング比較記事(techspot.com/review/3017-ryzen-9800x3d-vs-7600x-cpu-scaling/)。144fps・240fpsの判定は確実側に寄せた暫定判定で、自前実測の整備で見直す予定です。各判定の根拠レベル(実測/外部ベンチ/推定)はサイト本体に表示しています。価格・性能・在庫は変動するため、購入時は必ず最新の情報をご確認ください。

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