RTX 5070を積んだBTOを4台比べました。いちばん安い1台ではなく、2万円高いG TUNE DG-I5G70を勧めます。
モンハンワイルズは、グラフィックカードの性能でほぼ決まるゲームです。 だから「どのPCか」は、まず「どのグラフィックカードか」で決まります。 その上で同じグラフィックカードを積んだPCを並べると、差がつくのは値段と保証でした。
当サイトでは、RTX 2070とCore i7-8700Kの8年前の構成で、最適化アップデート後のワイルズを13回測りました。 フルHD・ウルトラ設定で平均43.1fps。 画質プリセットを一段下げても1.7fpsしか増えず、60fpsで遊ぶには設定ではなくグラフィックカードを替える必要がありました(詳しくは計測レポート)。
では何に替えればよいか。 ドイツのComputerBaseの計測では、RTX 5070はWQHD・ウルトラ設定で平均63.4fps、1% lowは49.0fpsでした。 これは最適化アップデートの前の数字で、解像度もフルHDより重い条件です。 重い条件の古い数字ですら60fpsを超えているので、フルHDで60fpsを狙うなら、RTX 5070クラスなら確実と判断しています。
出典: ComputerBase「Monster Hunter Wilds im Benchmark-Test」(2025年3月31日・Ryzen 7 9800X3D・ウルトラ設定・レイトレなし・DLSS/FSR クオリティ)。当サイトの判定ではなく、他所の計測結果の引用です。
ただし、これは「これなら確実」というラインで、「最低限これ」ではありません。 同じ計測では、VRAM 16GB版のRTX 5060 TiやRX 9060 XTも60fps前後に届いています。 もっと安い構成で足りる可能性はありますが、フルHDで確かめた数字がまだ揃っていないため、当サイトとしてはまだ勧めていません。
当サイトの計測では、GPUの使用率が97%に張り付いていました。 グラフィックカードが先に限界に来ていて、CPUには余裕がある状態です。 このため、ワイルズのために高価なCPUを選ぶ必要は薄いと考えています。 競技FPSのように、CPUで最低fpsが決まるゲームとは事情が違います。
ただ、Core i5-14400FやRyzen 7 5700XとRTX 5070を組み合わせた状態でワイルズを測った数字は、当サイトでは確認できていません。 ComputerBaseの計測はRyzen 7 9800X3Dでの数字です。 CPUがボトルネックになる場面がまったく無いとは言い切れない点は、差し引いて読んでください。
→ 遊びたいゲームから、必要なPCを逆算する2026年10月に当サイトがBTO各社の一覧を巡回したなかで、RTX 5070を積んだデスクトップのうち、安い価格帯の4台です。 価格は2026年11月5日に各社の公式ページで確認しました。
| 機種 | CPU | メモリ | SSD | 価格(税込) | 保証 |
|---|---|---|---|---|---|
| マウス G TUNE DG-I5G70 | Core i5-14400F | 16GB(DDR5) | 500GB | 259,800円 | 3年・24時間電話サポート |
| マウス NEXTGEAR JG-A7G70 | Ryzen 7 5700X | 16GB(DDR4) | 500GB | 269,800円 | 3年・24時間電話サポート |
| ドスパラ THIRDWAVE AD-R7X57A-01W | Ryzen 7 5700X | 16GB(DDR4) | 500GB | 249,980円 | 1年(2〜5年の延長は有料) |
| パソコン工房 LEVEL-M155-R57X-TKX | Ryzen 7 5700X | 16GB | 500GB | 239,800円 | 1年(3年・4年の延長は有料) |
グラフィックカードはいずれもRTX 5070(VRAM 12GB)。送料・延長保証の料金・カスタマイズ費用は含みません。このほかドスパラにはRyzen 5 4500搭載の219,980円の機種もありますが、CPUが一段下の世代のため比較から外しています。BTOの価格は頻繁に変わり、2026年秋は値上がりが続いています。購入前に販売ページで最新の価格を確認してください。
いちばん安いのはパソコン工房です。 パソコン工房のLEVEL-M155-R57X-TKXが、G TUNE DG-I5G70より2万円安くなります。ドスパラはその間で、DG-I5G70より約1万円安い249,980円です。 CPUの格もNEXTGEAR JG-A7G70と同じです。 値段だけで選ぶなら、こちらが正解です。
それでもG TUNE DG-I5G70を勧めるのは、2万円の差で、保証が1年から3年に延びるからです。
マウスコンピューターは、この価格帯の機種にも3年間のセンドバック修理保証と、24時間365日の電話サポートを標準で付けています。 パソコン工房とドスパラの標準は1年で、3年にするには延長保証を別に買う必要があります。 延長保証の料金は購入時のカスタマイズ画面で決まるため、この記事では差額に含めていません。 延長保証を付ければ、2万円の差はさらに縮みます。
初めてゲーミングPCを買う人にとって、1年目を過ぎてから起きる故障に自分で対処するのは負担です。 グラフィックカードや電源のような高価な部品が2年目、3年目に壊れたとき、無償で直るかどうかで出費が大きく変わります。 2万円を、2年分の保険と24時間の相談窓口の代金として払うと考えると、DG-I5G70のほうが割安だと判断しました。
同じマウスのNEXTGEAR JG-A7G70とは1万円差です。 DG-I5G70はメモリがDDR5で、NEXTGEARはDDR4です。 ワイルズの快適さに大きな差は出ないと考えていますが、同じ保証なら安いうえに新しい世代のメモリを積んだDG-I5G70を選びます。
逆に、保証よりも1円でも安く買いたい人、自分で部品を交換できる人には、パソコン工房を勧めます。 ドスパラのAD-R7X57A-01Wは、DG-I5G70との差が約1万円しかないため、保証を考えるとDG-I5G70を選びます。
ワイルズ以外のゲームも遊ぶなら、必要な性能はゲームごとに違います。 遊びたいゲームと目標fps、解像度を選ぶと、必要な構成と実売のBTOまで逆算できます。
→ 遊びたいゲームから、必要なPCを逆算する